当院では手術に際して
以上を心掛けて手術をおこなっています。
個々の病気に対する手術の方法については“痔の教室”で詳しくお話しています。ぜひご参加ください。
通称、いぼ痔・脱肛と言われるものには、内痔核と外痔核があります。
血栓性外痔核など急に腫れるようなケースの外痔核は通常は薬のみで改善します。痛みは数日~1週程度でなくなりますが、腫れが完全に消失するには4~6週間を要します。また、慢性的な刺激で生じた外痔核に関しては切除が適応となります。
内痔核は、専門的にはゴリガー分類という分類方法があり、Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ度とランク付けします。私なりに患者様に分かりやすく分類しますと、➀軽症 ➁中等症 ③重症 に分けて考えればよいと思います。
➀ 軽症(ゴリガー分類Ⅰ度)の方
薬による治療で充分コントロールできます。
➁ 中等症(ゴリガー分類Ⅱ~Ⅲ度)の方
「ジオン注射」~「手術治療」が適応になります。さらに細かな状態によって判断します。
③ 重症(ゴリガー分類Ⅲ~Ⅳ度)の方
「ジオン注射と切除術を組み合わせた手術」を基本とし、状態に応じて「結紮切除術」による一括切除を考慮します。前者の方が、痔全部を切除する後者の方法より安全で、かつ患者さまの傷に対する負担(出血や痛み等)が少なく、適正であると思います。従って、重症の方に無理やり日帰り手術をすすめるようなことは、決していたしません。
当院では32年間で2万人以上の患者様に、手術並びに注射療法を行ってきました。従来の日帰り手術では、病巣を切ったり縛ったりして治すので、痛んだり傷口より出血したりすることがありました。
2005年4月より日本で開発されたジオン注射療法は、麻酔をしなくても痛くないし、注射後の出血もありません。
当院では注射療法を積極的に取り入れ、治療方針を改善してきました。最近はジオン注射療法及び、ジオン注射を併用した手術で、年間600人以上の方を治療しております。ジオン注射をした翌日から「いぼ痔が脱出しなくなった」「下血が止まった」と、私の予想していた以上に患者様が喜ばれることが多くなってきました。
注射療法を行うにあたっては、いぼ痔の大きさ、痔のある場所、血管が多い痔か、脱出しやすい痔か等によって、いぼ痔のどこに注射するか、薬液の量はどのくらいにするかを患者様一人ひとりに適正にフィットするように丁寧に調整しながら行います。十数年のジオン注射治療経験によって、患者様に最上の治療効果があるように常に心がけております。
2005年4月より日本で開発されたジオン注射療法は、麻酔をしなくても痛くないし、注射後の出血もありません。
当日9:30 | 来院 |
9:45頃 | 準備(着替え) |
10:00 | 手術室にて注射療法(5分から10分位で終了します)※麻酔なしでも痛くありません |
10:15~ | 病室にて点滴(1時間30分くらいかかります) |
11:45 | 帰宅(9:30に来られた方は午前中に帰宅できます) |
※上記の時間は一例です。来院時間は8:30~10:00の間で予約時に決定します。
ジオン注射は麻酔なしで治療できますので、患者様はご自分で運転して来院・帰宅が可能です。
1割負担 | 2割負担 | 3割負担 | |
ジオン注射 | 約4,600円 | 約9200円 | 約14000円 |
この他、点滴代や内服薬代、外用薬代がかかりますが、すべて保険適用です。
痔核治療 | 896件 |
(結紮切除) | 44件 |
(ALTA療法) | 129件 |
(結紮切除とALTA療法併用) | 723件 |
痔瘻根治手術 | 186件 |
医院名 |
---|
医療法人社団悠啓会 いまにし医院 |
院長 |
今西 定一 |
住所 |
〒262-0015 千葉県千葉市花見川区宮野木台3丁目28-6 |
診療科目 |
胃腸科・肛門科・内科 |
電話番号 |
043-284-3101 |
錦糸町駅前の、女医・女性スタッフによる肛門科胃腸科クリニックです